高齢化最先進国日本では、毎年9月の第3月曜日が敬老の日となったのに伴い、9月15日は老人の日、9月15日~9月21日の1週間は老人週間と定められた。
この期間を拡大し、人生90年時代にちなんで、毎年9月10日~10月9日の1ヶ月間を、高齢社会の様々な課題解決を目指し、若者から高齢者まで、すべての世代の国民が「明るく活力ある高齢社会づくり」について考え、参加する「高齢社会イベント月間」と定める。
すなわち「高齢社会イベント月間」に、様々な啓発イベント、展示イベント、運動イベント、交流イベントなどの開催を集中させ、「すべての世代にとってよりよい高齢社会づくり」に対する国民の関心を喚起し、理解を深めてもらうことを目的とする。
なおこの期間には、国際高齢者デー(毎年10月1日)も含まれ、日本だけではなく世界の注目も集めやすくなることが期待される。
イベントの例
啓発イベント → フォーラム、シンポジウムなど
展示イベント → シニアエキスポ、シニアビジネスショーなど
運動イベント → ウォーキング大会など
交流イベント → 若者と高齢者の討論会、高齢社会円卓会議(産官学民の代表)など
背景
高齢社会対策大綱(目次)
第1 目的及び基本的考え方
第2 分野別の基本的施策
第3 推進体制等
1 推進体制
2 推進に当たっての留意事項{(1)~(4)は省略}
(5)高齢社会対策の推進について広く国民の意見の反映に努めるとともに、国民の理解と協力を得るため、効果的な広報、啓発及び教育を実施すること。
3 大綱の見直し
2013年3月4日 特定非営利活動法人日本シンクタンクアカデミー理事長 岡本憲之